【米国株】アクセンチュア(ACN)の配当発表と、静かに続く増配の物語

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2025年10月、朝のコーヒーを飲みながら米株ポートフォリオを眺めていたら、ふと目に入ったニュース。
「アクセンチュア、1株あたり1.63ドルの配当を発表」

おお、来たか……!
そう思った瞬間、ノートを開いて小さくメモした。

“地味に増配してくる企業ほど、信頼できる。”

派手なニュースではないけれど、長く付き合う投資家にとっては、こういう一行が一番うれしい。


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📈 配当発表の内容(2025年10月)

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銘柄名  :アクセンチュア(Accenture plc)
現地コード:ACN
市場   :NYSE
発表日  :2025/09/25
権利落日 :2025/10/10
入金予定日:2025/11/17(現地支払日 11/14)
配当内容 :一株につき 1.630000USD
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今回の配当は、前回(1.48USD)から約 +10.1% の増配
このペース、数字だけ見れば控えめに見えるけど、四半期ごとにしっかり積み上げてくるアクセンチュアの“静かな力強さ”を感じる。


(1)配当推移

2009年から2025年まで、右肩上がりに穏やかに登っていく。
途中で一度も下がらず、配当額は 約15年間連続で増配。「短期ではなく、時間で勝つ投資」という言葉が浮かぶ。

(2)配当利回り推移

こちらは少し揺らぎのあるライン。
利回り自体は 2〜2.6%前後で落ち着いていて、配当金が増えても株価が同じペースで上がるため、派手な上下はない。ただ、2020年のコロナショックの谷を境に、右肩に少しずつ戻していくラインを描く。「安定成長」と「市場との信頼関係」がじわじわ浮かび上がるような、そんなイメージだ。


🧭 データで見るアクセンチュアの配当スタンス

期間年平均増配率備考
過去3年約 +15%成長ペースはやや加速傾向
過去5年約 +13〜14%安定した増配トレンド
現在の配当利回り約2.4〜2.6%市場平均よりやや高め
支払比率(Payout Ratio)約48%余力あり。健全な配当設計

こうして数字を並べると、「安定したキャッシュフロー+健全な配当性向」という理想的な配当企業像が浮かび上がる。
これこそ、“一度持ったら手放しにくい”タイプの米国株だ。


🌍 背景にある企業ストーリー

アクセンチュアは世界120カ国以上でビジネスを展開するコンサルティング大手。
AI、クラウド、サステナビリティなど成長分野への投資を続けつつ、株主還元にも力を入れている。

最新の決算(FY2025 Q4)では、売上・利益とも市場予想を上回り、キャッシュフローも潤沢。
「成長+還元」を両立する姿勢が、今回の増配につながっている。

IR資料では、「株主への総還元(Total Return)」を中期方針の柱に置いており、今後も配当+自社株買いの両輪で還元を強化する方針とのこと。
(参考:Accenture Investor Relations


💭 個人的な感想

僕は米国株投資を“ゲーム”ではなく“対話”だと思っている。
企業が「利益を出した」「配当を増やした」という報告を出すたびに、
「ちゃんとやってるよ」と声をかけられているような気がする。

アクセンチュアの配当は、まさにそんな“信頼の証”だ。

もしグラフを載せるなら、そこに描かれるのは派手な急上昇ではなく、
長く穏やかに続く右肩上がりの線。
一見地味だけど、その線を見ていると、投資って“続ける勇気”の物語なんだなと感じる。


🪙 まとめ

  • 配当額:1株あたり1.63USD(前回比+10%)
  • 権利落日:2025/10/10/入金日:2025/11/17
  • 利回り:およそ2.4〜2.6%前後
  • 20年以上の連続増配実績あり

株式市場の派手な値動きの裏で、静かに確実に積み重ねられるこの数字。
配当とは、企業と投資家の“信頼の握手”みたいなものだと思う。

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