【2026年2月最新】鹿島建設(1812)は「増配」狙いで買いか?株価7,000円突破後の利回り戦略

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執筆日: 2026年2月10日
対象銘柄: 鹿島建設(1812)

⚠️ 重要なお知らせ(情報の正確性について)
現在、Web検索やニュースにおいて「鹿島容疑者(K-style経営者)」に関する逮捕報道が散見されますが、これは鹿島建設株式会社(1812)およびそのグループ会社とは一切関係ございません。本記事では、東証プライム上場のゼネコン大手「鹿島建設」の企業分析のみを行います。
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1. Executive Summary:結論と投資判断

結論:HOLD(継続保有)および 押し目買い
前提条件: 長期的な増配基調(DOE採用など)が維持され、かつ海外事業の利益率が改善傾向にあること。

鹿島建設の株価は7,538円(2/10現在)と、建設セクターとしては異例の高値圏にあります。予想PER28倍台は明らかに「割高」ですが、これは単なるバブルではなく、市場が「建設請負」から「開発・運営事業」への変革を評価している証左です。

表面的な配当利回りは1.72%と魅力に欠けますが、長期投資家としては、「目先の利回り」ではなく「将来の増配余地(Yield on Cost)」に着目すべき局面です。

指標 数値 (2026/02/10時点) 評価
株価 7,538円 高値圏
予想PER 28.28倍 割高(過去平均10-15倍)
配当利回り 1.72% 低水準
PBR 2.71倍 成長評価

2. なぜ今、鹿島建設のPERは28倍まで買われているのか?

通常、ゼネコンの適正PERは10倍〜15倍程度です。現在、鹿島が28倍というハイテク株並みの評価を受けている理由は、以下の3点に集約されます。

半導体・データセンター特需の「質」の変化

2024年から続く国内の半導体工場建設ラッシュに加え、AIデータセンターの建設需要がピークを迎えています。鹿島は施工だけでなく、開発段階からの参画や、グリーンエネルギー供給を含めたパッケージ提案を行っており、利益率の低い「請負」から脱却しつつあります。

海外事業の収益化

北米・東南アジアでの開発事業が、為替(円安)の恩恵だけでなく、実業として利益貢献し始めています。これが「国内土木の鹿島」から「グローバルデベロッパー」への再評価(Re-rating)を促しています。

3. 【配当分析】利回り1.7%でも「買い」と言えるロジックは?

投資家の皆様が最も懸念するのは「利回りの低さ」でしょう。しかし、ここで見るべきは「配当性向」と「余力」です。

減配のリスクはあるか?

結論:極めて低い。
鹿島建設は財務健全性が高く、現在の手元資金も潤沢です。過去のトラックレコードを見ても、一時的な業績悪化で軽々に減配する企業文化ではありません。

増配の可能性(隠れたアップサイド)

現在の株価上昇に対し、配当の伸びが追いついていないため利回りが低下していますが、これは「増配余地」が残されていることを意味します。

  • シナリオ: 次期中期経営計画において、配当性向の引き上げ(例えば40%〜50%目処)やDOE(株主資本配当率)の導入が発表されれば、株価調整を伴わずに利回りが3%台へ回帰(=大幅増配)する可能性があります。
  • 長期投資の視点: 現在の1.7%でエントリーしても、数年後の増配により、取得単価ベースの利回り(Yield on Cost)は4〜5%に育つ可能性が高い銘柄です。

4. 詳細分析:SWOT視点での評価

強み (Strengths)

  • 技術的優位性: 超高層ビル、大深度地下トンネル、原子力関連施設など、他社が参入困難な領域での圧倒的シェア。
  • 自動化技術: 建設現場のロボット化(鹿島スマート生産)が実用段階にあり、人手不足時代におけるコスト競争力となっている。

弱み (Weaknesses)

  • 資材高騰の影響: 労務費・資材費の上昇圧力が依然として強く、契約変更(スライド条項)が追いつかない案件では利益圧迫要因となる。

脅威 (Threats) – ベア・ケース(撤退ライン)

以下の条件が満たされた場合、投資仮説が崩れるため、即時の損切り(Sell)を検討してください。

  1. 長期金利の急騰: 日本国債(10年債)利回りが急上昇し、不動産開発事業の資金調達コストが激増する場合。
  2. 海外大型案件の頓挫: 北米等の主要プロジェクトで巨額の損失引当金が発生した場合(過去の海外ゼネコンリスクの再来)。
  3. 株価是正: 明確な悪材料がないまま6,000円を割り込んだ場合(成長期待の剥落)。

5. アクションプラン:投資家はどう動くべきか

具体的な売買戦略

  • 既存ホルダー: ガチホ(Hold)。決算発表で一時的に売られたとしても、長期的な増配ストーリーが崩れない限り手放すべきではありません。
  • 新規エントリー: 現在の7,500円台での全力買いは推奨しません。PERの過熱感が冷めるタイミング、あるいは地政学リスク等で全体相場が下落した際の「6,800円〜7,000円」ゾーンでの押し目買いを推奨します。

次の決算(2/12予定)の注目点

  • 通期見通しの上方修正有無: すでに株価には織り込み済みであるため、単なる修正では売られる可能性があります(Fact Sell)。
  • 株主還元策の変更: 自社株買いや配当方針の変更に関するコメントがあれば、ポジティブサプライズとなります。

6. NotebookLM活用プロンプト

決算発表後、GoogleのNotebookLM等を使って一次情報を素早く分析するためのプロンプトです。決算短信PDFをアップロードしてご使用ください。

プロンプト例:
「鹿島建設の今回の決算において、海外関係会社の利益貢献度と、国内建築事業の利益率(粗利)の推移を抽出してください。また、資材価格高騰に対する経営陣のコメントや今後の見通しについて、リスク要因として言及されている箇所を要約してください。」


免責事項
本記事は情報の提供を目的としており、投資の勧誘を目的とするものではありません。現在の株価水準(PER 28倍)は歴史的に見ても高値圏にあり、相応のリスクを含んでいます。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行ってください。

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