2026年7月3日は決算発表が集中する日で、東証プライムからグロースまで14社が決算を発表します。なかでもサイバー被害からの再建が焦点のアスクルと、増収増益が続く総合アパレルのワールドが注目されます。本日はこの2社を中心にチェックします。
本日の決算発表予定銘柄
- 2678 アスクル(プライム)
- 3612 ワールド(プライム)
- 7611 ハイデイ日高(プライム)
- 9948 アークス(プライム)
- 3498 霞ヶ関キャピタル(プライム)
- 6264 マルマエ(プライム)
- 7975 リヒトラブ(スタンダード)
- 3377 バイク王&カンパニー(スタンダード)
- 4361 川口化学工業(スタンダード)
- 9369 キユーソー流通システム(スタンダード)
- 9872 北恵(スタンダード)
- 1997 暁飯島工業(スタンダード)
- 4394 エクスモーション(グロース)
- 3815 メディア工房(グロース)
アスクル(2678)― サイバー被害から再建途上のオフィス通販最大手
アスクルはオフィス用品通販「ASKUL」と個人向け「LOHACO」を展開する国内BtoB通販の最大手です。物流センターを軸にした即日・翌日配送網が強みです。
本日発表の2026年5月期通期は、2025年10月に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害が響き、売上高は前期比17%減の4,001億円、営業損益は174億円の赤字(前期は黒字)、最終損益も221億円の赤字に転落しました。
投資家が注目すべきは回復ペースです。物流拠点の出荷能力はほぼ正常化しており、会社側は大型販促や価格競争力強化で27年5月期以降の回復を目指すとしています。通期計画自体が未定な点も、次回開示までの確認ポイントです。
ワールド(3612)― 百貨店発ブランドを核に成長する総合アパレル
ワールドは「INDIVI」「UNTITLED」など主力ブランドを持つ国内総合アパレル大手です。百貨店やSCを主要販路に、多ブランド展開でリスクを分散しています。
本日発表の2026年2月期第1四半期は、売上収益が前年同期比19.9%増の700億円、営業利益は同5.5%増の70億円、純利益は同5.4%増の43億円と、増収増益を確保しました。
投資家が注目すべきは通期計画に対する進捗です。既存ブランドの単価上昇と店舗網の効率化が利益成長を支えており、この勢いを通期でも維持できるかが焦点となります。
まとめ
アスクルはサイバー被害の傷跡が数字に残り、回復シナリオの実行力が問われます。ワールドは堅調な既存事業を背景に増収増益を継続中です。決算を受け、アスクルは戻り待ちの売り、ワールドは好決算を好感した買いが入りやすい展開が想定されます。
本記事は投資判断を推奨するものではありません。投資にあたっては、ご自身の判断と責任において行ってください。


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